
■ダイバーズウォッチとは

ダイバーズウォッチとは、その名の通りプロダイバーや海の仕事に従事している人々のために生まれた腕時計です。
主に海中に潜るダイビングをする際に必要なさまざまな機能や、視認性に優れたダイアルデザインが備わっています。
■ダイバーズウォッチがメンズに人気なワケは

ファッションアイテムとしても人気のダイバーズウォッチ。デザイン豊かでカラフルな彩りのインデックスや針、機能性に富んだベゼル、耐久性を備えた重厚なケース…といった具合に男性が魅かれる要素が十二分に詰まっているのがダイバーズウォッチ。老舗の時計メーカーが近年、1960年代に発売されていたダイバーズウォッチの復刻版モデルを発売しているのも、ダイバーズウォッチファンに背中を押されていると言っても過言ではないでしょう。
■本来のダイバーズウォッチを使う環境

ダイバーズウォッチは本来は精密機器という性質上、過激な衝撃や振動はご法度で、なるべく丁寧に取り扱うのが基本な腕時計です。しかし、海中で作業を行うダイバーのおかれる環境は過酷です。波に揺れる船上での装着、波やうねりで船体や岩場で時計本体がこすれる、ぶつけるなど乱暴な扱いに耐えられるかが、現在のダイバーズウォッチに置かれる状況です。
5キロ、10キロの重い潜水機材を運んだり、沖に向かう揺れるボート上でダイバーの身体はあっちへこっちへとぶつかり、潜水準備を行います。
ダイビングポイントに着いたらボートを係留し、ボンベを背負ってダイビングする。機材を持った手でダイバーズウォッチの回転ベゼルをセットして潜降開始します。
作業を終えて浮上開始。ここで潜水時間や水深によっては減圧することもあります。ロープにつかまって何分間か減圧してボートの近くに着き、ボート上の仲間が機材やボンベを引き上げてくれる。その際にハーネスがダイバーズウォッチに引っかかってしまう事もあります。
ボートに上がってからは、ウエットスーツの上着を脱ぎますが、まずダイバーズウォッチを外します。一旦置きますが船の揺れて床に落としてしまう事もあります。
時計メンテナンスの際に、「たくさんキズがついていますね。」と言われる事もしばしばあります。しかしながら、揺れる船の現場では、一般的な日常生活で使用するのとは勝手が違い、腕にしたダイバーズウォッチを丁寧に扱えない、そのような環境なのです。だり、沖に向かう揺れるボート上でダイバーの身体はあっちへこっちへとぶつかり、潜水準備を行います。
■ダイバーズウォッチの特徴

防水性:
ダイバーズウォッチに必要不可欠な性能が防水性です。時計メーカーやシリーズモデルによって性能の差異はありますが、生活防水や100m程度の防水性ではダイバーズウォッチとは言えません。
本格的なダイビングに耐えられるダイバーズウォッチは、ほとんど全てのモデルが200m以上の防水性能があり、高性能なものだと300m防水のものもあります。
近年ではさらなる防水性の向上を実現する時計メーカーも多く、500m防水のものも存在しています。ロレックスのディープシーは、3900mの防水性を誇り、世界最深部への到達を果たしています。

回転ベゼル:
回転ベゼルは、デザイン面でもダイバーズウォッチの"顔"と呼べるパーツです。このベゼルには「タイマー」としての役割があります。
12時位置の▼マークを回転させて分針に合わせることで、経過時間を計測することが可能。これは、潜水してからの時間を手元でチェックすることで、酸素ボンベなどの残量を把握するために必要な機能です。
“逆回転防止”の機能が付く理由は、潜水中に時計を岩などにぶつけた衝撃でベゼルが右回りに回転することを防ぐためです。設定していた時間よりも短く表示されてしまう事は、ダイバーにとって命に関わる大切な事です。海中でのアクシデントを防ぐ為に、ダイバーズウォッチのベゼルは左回りにしか回転しない仕様となっています。
ダイビングを趣味とせず、ファッションとして、時計としてご利用されている人にとっては、メーカーによって異なるカラーや素材のベゼルを、デザインとして楽しむ役割の方が大きいようです。

発光性:
ダイバーズウォッチのインデックスダイアルには暗闇をものともしない発光塗料が施されています。なぜなら、太陽光の届かない深海でも、暗闇で文字盤を確認する必要があるからです。暗所での時刻の確認が出来る事は、ダイバーズウォッチの必須規格とされています。
ダイバーズウォッチの針やインデックスなどには、有名なスーパールミノヴァをはじめとする蓄光塗料が塗り込まれています。
夜道や暗い環境下では、自然に発光して視認を助ける機能もダイバーズウォッチの魅力の1つです。

耐久性:
深海でのダイビングは、岩やその他障害物への衝突や海水による鉄錆びなど、腕時計にとって非常に過酷な環境下での使用となります。
そのため、一般的なオートマチック時計とは比べものにならないほどの耐久性や耐腐食性が施されています。それ以外にも耐磁性や振動に強い性能モデルも多く、パソコンやタブレット作業などのデイリーユーズでも心配なく使えます。
また、ダイバーズウォッチのバンドにも工夫がなされております。ダイビングで30m、50mと潜水するとバンドがゆるゆるとなり、時計本体が下を向いてしまいます。腕を回しても表示面が下を向いたままで時間が計れず、両手を使わないと時刻が読めないのである。この状態でバンドを増し締めすると水面では生地の膨張でバンドに付加が掛かってバンドの穴が裂けるという現象が起きます。
こうした問題を解決するために、ダイバーズウォッチのバンドはジャバラ構造になって20ミリの縮小を吸収できるようになっています。