貴金属相場の動向

■ECB総裁の発言

貴金属

2011年12月9日

欧州中央銀行総裁が、利下げの発表は行いましたが、ユーロ諸国の国債の買い入れ拡大などに対しては否定的なコメント。

ユーロは売られ(ドル高)、NY金先物相場は、一気に30ドル程下げました。本日の金買取相場は、4,429円/gに下落。(18金買取相場は、3,145円/g)。

EUサミットでも、イギリスの反対によりEU27カ国合意での条約改正はできない見通し。

ユーロ参加国17カ国内での小幅な修正のルール変更で合意に至るかと予測(部分的にはドイツ反対姿勢有りだが)。

はっきりとした道筋が立てば、ユーロが落ち着き、ドル高が納まり、金の重たい上値の扉も開くかと思われますが。

ところで、プラチナに関しては、金と比較し500~600円ダウン。当面は、この逆転現象(本来或る姿か?)継続でしょう。

世界経済(欧米)が持ち直しの兆しを見せると、長期的にはプラチナは上昇ですが、いつのことやらと思うと、売却タイミングは、難しいですね。



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