■円安時期の売却は賢明
2012年3月9日
ヨーロッパ、差し詰めギリシャの債務問題は、瀬戸際の瀬戸際まで問題解決に前向きなのか後ろ向きなのかのギリギリ路線で進みます。
市場もそれを折り込んでいるので、ギリシャ問題のニュースでは、さほど動揺するほどの値動きにはならないでしょうね。
それよりも、大国・アメリカでのバーナンキ議長の声明内容の方が、市場はセンチメンタルに反応します。
現在、未熟ながら、経済が回復基調に乗り出しているアメリカ。
ただ、全く油断を許さず、用意周到だというのがバーナンキ議長です。当分は、更なるドル発行(QE3)とはならない筈ですが、時にそれをチラつかせますので、その時は、貴金属市場の反応に注視です。
現在、日本では貴金属相場は高値圏(1,700ドル~1,750ドル/円安局面)ですが、今月早くも2度有った調整局面(3桁下げ)頻発前に、売却という判断は、手堅い対応かと思われます。