◆ダイヤの買取&価値は、『4C』といわれる、CARAT(重量)、COLOR(色)、CLARITY(キズ)、CUT(プロポーション)の良し悪しで決まります。
- CARAT(重量)は、文字通り重さの事で、大きければ大きいほど、希少性が高く、価値があります。因みに1ct=0.2グラムです。
- COLOR(色)は、色の判定で、無色から黄色の微妙な色調をD~Zのアルファベットで表します。無色透明であればあるほど、価値は高いです。
- CLARITY(キズ)は、ダイヤの内側にある内包物の大きさや数、種類、存在場所により判定されます。FL・IF・VVS・VS・SI・Iのクラスで分けられます。
- CUT(プロポーション)は、57面(58面)にカットされた面の対称性(シンメトリー)や角度、また、フィニッシュ(仕上げ)など、よりダイヤの輝き(ブリリアンシー)を導くカットプロポーションになっているかを判定します。Excellent(Ex)・Very Good(VG)・Good(G)・Fair(Fa)・Poor(Pr)のクラスで分けられます。
上記の4Cの評価により、ダイアモンドとしての最終評価がなされます。鑑定書というものは、このような評価が記されているものと解釈して頂ければ、良いです。 そして、この4C評価を基に、ダイヤの価格設定がなされています(以下参照資料)。
CARAT | COLOR | CLARITY | CUT | PRICE
(業界価格) |
---|---|---|---|---|
0.3ct | D | VVS1 | Ex | 100,000 |
0.5ct | E | VS1 | G | 133,000 |
0.7ct | F | SI1 | G | 196,000 |
1.0ct | G | SI2 | Fa | 220,000 |
1.5ct | H | SI1 | VG | 540,000 |
※業界相場は需要と供給バランスにより多少の変化があります。
この業界価格に利益が上乗せされて、市場流通価格が決定し、店頭に並びます(店の方針によって上乗せ利益幅は異なります)。
このようにダイアモンド製品は、一流ブランド製品以外は、比較的似通った価格で販売されていますが、例外として、結納品には、高価な価格が設定されています。
これは、『おめでたい、寿』という理由で、一般流通価格の1.5倍の価格が付けられていると言われています。